風呂掃除、めんどくさい。これは全一人暮らし民の総意だと思う。仕事から帰ってきて疲れてるのに、なんで風呂まで磨かなきゃいけないのか。シャワーだけだし、そんな汚れないでしょ……と思って月イチくらいしか掃除してなかったら、去年の夏、浴室の天井にびっしりカビが生えた。黒い点々が天井一面に広がってる光景は、ちょっとしたホラーだった。
あれは本気でへこんだ。友達を家に呼ぼうと思ってた週末の前日に発見して、慌ててカビキラー買いに走った。でも天井のカビってめちゃくちゃ取りにくいんだよね。スプレーしても液が垂れてくるし、顔に降ってくるし。結局その週末は友達に「体調悪い」って嘘ついて、丸一日カビと格闘してた。あの日の自分に言いたい。「最初からちょっとずつ掃除しとけば、こんなことにはならなかった」って。
で、そこから「二度とこんな思いはしたくない」と本気で思って、「ズボラでも続けられる最低限の風呂掃除ルーティン」を考えた。試行錯誤の結果、週1回・15分で浴室をそこそこ清潔に保てる方法にたどり着いた。今日はそれを全部共有する。
まず知っておくべき。風呂の汚れは4種類ある
風呂掃除を効率化するには、まず敵を知ることが大事。闇雲にゴシゴシやっても、汚れの種類に合った洗剤を使わないと落ちない。風呂の汚れは大きく4つに分けられる。
| 汚れの種類 | 見た目 | できる場所 | 効く洗剤 |
|---|---|---|---|
| 水垢 | 白いうろこ状 | 鏡・蛇口・シャワーヘッド | クエン酸・酸性洗剤 |
| 石けんカス | 白っぽい膜 | 壁・床・浴槽 | バスマジックリンなど中性洗剤 |
| 皮脂汚れ(ピンク汚れ) | ピンクのぬめり | 浴槽・床・排水口まわり | 中性〜弱アルカリ性洗剤 |
| カビ(黒カビ) | 黒い点々 | ゴムパッキン・天井・タイルの目地 | カビキラーなど塩素系 |
ここで大事なのは、日常の掃除で倒すべきは「石けんカス」と「皮脂汚れ」の2つだけってこと。この2つを週1で処理しておけば、カビの栄養源がなくなるからカビが生えにくくなる。水垢は月イチくらいで対処すれば十分。逆に言うと、カビが生えてからでは遅い。カビは「予防」が全てなんだよね。
15分ルーティンの全手順を公開する
自分が毎週日曜の朝にやってるルーティンを、そのまま時系列で書く。何度かタイマーで測ったけど、慣れれば本当に15分で終わる。
【用意するもの】
- バスマジックリン(泡スプレータイプ)……400円くらいで3ヶ月持つ
- スポンジ1個……100均の3個セット。月1交換
- 古歯ブラシ1本……歯ブラシを新しくしたらこっちに回す。コスト0円
【0〜2分】シャワーで全体を濡らす
熱めのシャワー(45℃くらい)を浴室全体にかける。壁も床も浴槽も全部。お湯をかけることで表面の汚れが緩んで落ちやすくなる。この2分で汚れの5割くらいは浮いてる感じがする。
【2〜5分】バスマジックリンを壁・床・浴槽にスプレー
上から下に向かってスプレーしていく。泡が自然に流れ落ちるから、上からやるのがコツ。浴槽の中もしっかりスプレー。排水口の周辺もシュッシュ。1本で2〜3ヶ月持つからケチらず使っていい。
【5〜10分】スポンジでざっとこする
壁→浴槽→床の順番で。ゴシゴシ力を入れる必要はない。泡がついた状態でスポンジをさーっと滑らせるだけで、週1ペースなら十分汚れは落ちる。排水口のフタとゴミ受けは外して古歯ブラシで軽くこする。ここはぬめりが出やすいから、毎回やった方がいい。
【10〜13分】シャワーで泡を流す
上から下に向かって流す。洗剤の泡が残らないように、壁は念入りに。床は最後に流す。
【13〜15分】冷水シャワー+換気扇ON
ここが一番大事なパート。最後に冷水のシャワーを壁全体にかけて、浴室の温度を下げる。カビは温度25〜30℃+湿度70%以上で繁殖するから、冷水で温度を下げるのが最強の予防策。そのあと換気扇をONにして終了。換気扇は24時間つけっぱなしが理想(電気代は月100〜200円くらい)。
れんの失敗メモ
掃除を始めた最初の頃、掃除のあとに換気扇を回さずにドアも閉めっぱなしにしてた。掃除直後の浴室は湿度100%に近い状態。そのまま放置したら、むしろ掃除前よりカビが繁殖した。掃除したのにカビが生えるっていう最悪のパターン。掃除後の換気は、掃除の一部だと思った方がいい。
ルーティン以外に「毎日30秒」だけやること
週1の15分ルーティンに加えて、毎日の入浴後に30秒だけやることがある。これをやるかやらないかで、カビの発生率が全然変わる。
入浴後に冷水シャワーを壁にサッとかけて、換気扇をONにする。以上。
たった30秒。でもこの30秒の習慣を始めてから、半年以上カビが一切生えてない。去年の夏に天井びっしりカビの地獄を経験したことを思えば、30秒なんて安いもんだよ。
あと余裕がある日は、スクイージー(水切りワイパー)で壁の水滴を切るとさらに効果的。100均で売ってる。ただしこれは「余裕がある日」限定。毎日やろうとすると続かない。「冷水シャワー+換気扇」だけは毎日死守、スクイージーはボーナスくらいの気持ちで。
排水口の髪の毛は気づいたときに取る。これも5秒で終わる。溜まると詰まるし、ぬめりの原因になるから。100均で売ってるシリコンの髪の毛キャッチャーを排水口に置いておくと、ポイって摘まんで捨てるだけでいいから楽。
それでもカビが出たときの緊急対応マニュアル
どんなに気をつけてても、梅雨時期とか季節の変わり目にカビが出ることはある。そのときの対応手順を場所別に書いておく。
【ゴムパッキンの黒カビ】
- カビキラーをカビに直接スプレーする
- ラップで覆って密着させる(これ超大事。ラップしないと液が流れて効果半減)
- 15〜30分放置する
- 古歯ブラシでこすって、シャワーで流す
- 1回で取りきれなかったら、翌日もう1回。根気が大事
【天井のカビ】
- カビキラーをクイックルワイパーのシートに吹きかける(天井に直接スプレーすると液が垂れてきて顔にかかる。これマジで危険。自分は一度目にしみて悶絶した)
- カビキラーを含ませたシートで天井を拭く
- 15分放置したあと、水で絞った雑巾をワイパーにつけて水拭き
天井のカビは「たかが天井」と思って放置すると、カビの胞子が浴室全体に降り注いで、壁や床のカビの原因になる。見つけたら即対処が鉄則。自分は去年これを放置して痛い目を見たから、本当に警告しておく。
カビ対策をもっと本格的にやりたい人は風呂のカビ予防の記事も参考にしてみて。
最低限の掃除道具リスト。全部で月200円もかからない
風呂掃除のために必要な道具、これも最低限でいい。あれこれ買い揃える必要はない。
- バスマジックリン(泡スプレー):400円くらい。週1使用で3ヶ月は持つ → 月あたり約130円
- スポンジ:100均の3個セット → 月1交換で月あたり約33円
- 古歯ブラシ:歯ブラシを交換したら風呂掃除用に降格。コスト0円
- カビキラー:カビが出たとき専用。常備はしておく。500円くらいだけど出番は年に数回
ランニングコストは月200円いかないくらい。「風呂掃除のコストってこんなもんなんだ」って思うと、心理的ハードルがだいぶ下がるよね。問題はコストじゃなくて「めんどくさい」という気持ちなんだけど、15分で終わるとわかってれば始められる。自分はスマホで15分タイマーセットしてから始めるようにしてる。「15分後には終わる」って思うと気が楽。
トイレ掃除も同じくらいめんどくさいと思ってる人、トイレ掃除のサボらない仕組みも読んでみて。こっちは週1回たった3分で終わる方法を書いた。風呂の15分とトイレの3分、合わせて18分。日曜の朝18分だけ頑張れば、水回りは1週間きれいに保てる。
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