一人暮らしを始めて最初の半年で、洗濯に関するありとあらゆる失敗をコンプリートした。色移り、縮み、臭い、洗剤残り、洗濯槽カビ……見事なフルコンボ。当時は「洗濯機に入れて回せば終わりでしょ」くらいに思ってたけど、全然そんなことなかった。洗濯、奥が深い。

あの頃の自分に教えてあげたい。「お前、洗濯なめすぎ」って。でも同じ失敗をしてる人、たぶんめちゃくちゃ多いと思う。だって誰にも教わらないからね、洗濯の仕方なんて。実家にいた頃は全部親がやってくれてたし。

というわけで、自分が実際にやらかしたNG行為5つと、そこから学んだ正解を全部書く。これから一人暮らしを始める人は、自分と同じ過ちを犯さないでほしい。

NG1:洗剤を「多めに入れれば汚れが落ちる」と思ってた

最初、洗剤は多ければ多いほど効くと本気で思ってた。だって汚れを落とすのが洗剤なんだから、たくさん入れた方がよく落ちるでしょ?って。キャップの線なんて無視して、目分量でドバドバ入れてた。

大間違い。

洗剤を入れすぎると何が起こるかというと、

  • すすぎで落としきれない:泡が全然消えなくて、洗濯機が自動で「すすぎ追加」してた。時間も水道代も余計にかかる
  • 繊維に洗剤が残る:残った洗剤が雑菌のエサになる。つまり洗ってるのに臭くなるという最悪の事態
  • 肌荒れの原因にもなる:敏感肌の人は残留洗剤でかゆくなることがあるらしい。自分は首回りがちょっとかゆかった時期がある

洗剤メーカーがキャップに線をつけてるのは、ちゃんと理由がある。あれが「最も効果的な量」なんだよね。多すぎても少なすぎてもダメ。

正解:キャップの線をちゃんと見て、規定量を入れる。水量に合わせて量を調整する。「ちょっと少ないかな」くらいが実はちょうどいいことが多い。最近の濃縮洗剤は少量でも十分洗浄力がある。

れんの失敗メモ

洗剤入れすぎの時期、黒いTシャツに白い粉みたいなのが残ってることがよくあった。「ほこり?」と思ってコロコロで取ろうとしてたけど、あれ全部洗剤の残りだった。恥ずかしい。

NG2:全部一緒にぶち込んで洗った → 白シャツがピンクに

赤いTシャツと白いワイシャツを一緒に洗った。結果、ワイシャツがうっすらピンクに。しかも新品のワイシャツだった。初出社に着ていこうと思ってたのに。会社にピンクのワイシャツ着ていく勇気はなかったので、そのまま部屋着に降格した。2,980円が1回着ただけでパジャマになった瞬間の悲しみ。

色移りが起きるメカニズムは単純で、濃い色の衣類から染料が溶け出して、他の衣類に付着する。特に新品の衣類は染料が安定してないから色落ちしやすい。赤、紺、黒あたりが危険色。

正解:最低限、白いものとそれ以外は分ける。新品の濃い色の服は最初の2〜3回は単独で洗う。どうしても分けるのが面倒なら、100均で売ってる「色移り防止シート」を洗濯機に入れる。これが溶け出した染料を吸着してくれる。

あと、色落ちが心配な服は裏返して洗うのも有効。表面の生地が他の衣類とこすれにくくなるから、色落ち・色移りのリスクが下がる。プリントTシャツも裏返すとプリントが長持ちする。

NG3:洗濯機を「洗濯カゴ」代わりにしてた → カビ地獄

脱いだ服をそのまま洗濯機に放り込んで、溜まったら回す。洗濯カゴを買う必要がないから合理的だと思ってた。

これ、最悪のNG。洗濯機の中は密閉空間で通気性ゼロ。そこに汗で湿った服を放り込むと、湿気がこもってカビの温床になる。

3ヶ月後に洗濯槽クリーナーを初めて使ったとき、黒いワカメみたいなカビがドバドバ浮いてきた。「え、これの中で服洗ってたの……?」って絶句した。そりゃ洗濯物が臭くなるわけだ。カビだらけの洗濯槽で洗ってたんだから。

正解:洗濯カゴは別で用意する。通気性のいいメッシュタイプかワイヤータイプがベスト。洗濯機のフタは使わないときは開けっぱなしにして、中を乾燥させる。洗濯槽は2〜3ヶ月に1回、槽洗浄クリーナーで掃除する。酸素系(オキシクリーンでもOK)をお湯で溶かして、「槽洗浄コース」で回すだけ。

NG4:洗濯表示を一切見なかった → お気に入りニットが子供服サイズに

お気に入りのウールニット。1万円くらいした。これを普通に洗濯機のスタンダードコースで洗った。

結果、2サイズ縮んだ。Lサイズがキッズサイズかよってくらい縮んだ。ウールは熱と摩擦で繊維が絡み合って縮む性質があるらしい。知らなかった。でも洗濯表示には「手洗い」マークがちゃんとついてた。見てなかっただけ。1万円が5分で消えた。

洗濯表示、確かにアイコンが意味不明で見る気が失せるのはわかる。でも最低限これだけ覚えておけば大丈夫。

マーク意味やること
桶に×家で洗えないクリーニングに出す
桶に手手洗いのみ洗濯機なら「おしゃれ着コース」+ネット必須
桶に数字(30、40)水温の上限その温度以下で洗う
丸に×乾燥機NG自然乾燥する

正解:ニット・セーター・スーツ系は買ったときに必ず洗濯表示をチェック。迷ったら洗濯ネットに入れて「おしゃれ着コース」(低速・低水流)が一番安全。それでも不安ならクリーニング。1万円のニットを守るための500円のクリーニング代は安い投資。

NG5:洗濯槽を一度も掃除しなかった → 黒カビ大繁殖

NG3の話とも重なるんだけど、1年間、洗濯槽の掃除を一度もしなかった。だって「洗濯機は毎回水と洗剤で回してるんだから、自分で自分をきれいにしてるでしょ」って思ってた。違った。全然違った。

洗濯槽の裏側って、洗剤カスと水垢が溜まってカビの温床になる。表からは見えないから気づかないだけで、裏はカビだらけってことがザラにある。

初めて洗濯槽クリーナーを使ったときの衝撃は今でも忘れない。黒いワカメみたいな、ボロボロした物体が大量に浮いてきた。あまりの量に3回すすぎ直した。あれ全部カビだったんだよ。「清潔にするための機械」がカビ製造機になってたっていう皮肉。

正解:2〜3ヶ月に1回は洗濯槽を掃除する。やり方は簡単。

  1. 洗濯槽にお湯(40〜50℃)を満水まで溜める
  2. 酸素系漂白剤(オキシクリーン)をスプーン4〜5杯入れる
  3. 「槽洗浄コース」があればそれで、なければ「洗い」だけ10分→3時間放置→「洗い〜脱水」
  4. 浮いてきたカビをネットで取る(100均の浮きゴミネットが便利)
  5. もう一度すすぎ〜脱水を回して完了

最初の1回はカビが大量に出るかもしれないけど、定期的にやれば出なくなる。予防として、洗濯後はフタを開けて乾燥させるのも大事。

ここまで5つのNG行為を紹介したけど、正直どれも「知ってれば防げた」ものばかり。洗濯って学校でも会社でも教えてくれないから、実家を出て初めて自分でやることになる。失敗して覚えるのもアリだけど、1万円のニットが犠牲になるのは痛すぎる。

洗剤の選び方を基礎から知りたい人は洗濯洗剤の選び方完全ガイドがおすすめ。一人暮らしに最低限必要な洗剤だけ知りたい人は洗剤3本でOKの記事を読んでみて。

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